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過去記事です。

千葉県銚子沖のスズキから基準値超の放射性セシウム。相変わらず水産庁は魚の内臓と骨を調べない!


千葉県銚子沖でとれたスズキから放射性セシウムから基準値を超える放射性セシウムを検出。これは食べる部分での検出。しかし、食べる部分だけでなく、内臓や骨を調べたら、もっと数値は高くなると思います。

さらに、ざまあみがやれい!では濃縮について言及しています。





基準値超の放射性セシウム 銚子沖のスズキ
2013.2.18 21:29 MSN産経ニュース


千葉県は18日、銚子市沖の海域で14日に漁獲されたスズキから1キロ当たり130ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。国の基準値(同100ベクレル)を超えることから、県は銚子市漁協など周辺3漁協に対して、スズキの出荷自粛を要請した。

周辺海域では、昨年12月に同60ベクレルのスズキを水揚げしたことから、3漁協などでは以後の出荷を独自に自粛し、流通をストップさせていた。


濃縮してます。
2012年12月は60ベクレル。
2013年2月は130ベクレル。

生体濃縮がじわじわ広がってきています。しかし、それをマスコミのニュースから知ることは今のところありません。マスコミが姿勢を変えることを祈ってます。


さて、水産庁のデータを見ます。
1次情報を見るのも勉強になります。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/pdf/130220_result.pdf

千葉県のスズキは31ページ目にありました。

水産庁データ


千葉県はスズキの漁獲量が日本一ですが、およそ90%は東京湾で捕れたものだということです。




では、このデータはどういったものか。


データの上にこのような記述があります。

書き起こします。

各都道府県などにおける水産物放射性物質調査結果(平成24年度)
○基準値(一般食品 放射性セシウム:100ベクレル/kg)
○福島県沖では現在のところ全ての沿岸漁業及び底引き網漁業の創業は行われていません(省略)
○セシウムの合計は厚労省の通知に基づいて、有効数字2桁で記載しています。
○可食部を測定しています

何やら臭いですね。

まず、セシウムの合計は厚労省の通知に基づいて、有効数字2桁で記載しています。
「104.9ベクレルまでは100ベクレル!!」厚生労働省より。
厚生労働省は「(合計値の)3桁目を四捨五入し、有効数字2桁とする」と7月5日付で通知しています。体に毒だから基準値があるのに、それを四捨五入してしまうとは!!!!


次です。
「可食部を測定しています」
お魚の可食部と言ったら、身です。
そして、それ以外の内臓・骨・頭の部分は測定をしないということです。


この2点から考えられるのは、数値を発表しているけど、実際は、その数値よりも放射性セシウムが多い可能性があるということです。

本来ならば、放射性セシウムだけでなく、ストロンチウムも測定し(もちろんヨウ素も!)、その数値を発表すべきですし、全身をくまなく測定し、数値を四捨五入することなく発表する必要があります。





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